舞台の感想とか、そんな感じ

忘れたくないから始めたのに、気付いたら書くことすら忘れている

伊礼彼方 ミュージカルの軌跡レポ①

2/29(土) 

伊礼彼方さんのミュージカルの軌跡という講習に行って参りました。会場は名古屋市伏見にあるビルです。受講人数は大体おおよそ60人程度だったかと思います。

コロナウイルスの影響もあり開催が危ぶまれましたが、主催側と受講生のマスクと消毒の徹底により無事行われました。

 

伊礼先生なら!きっと答えてくれる!という期待の元かなり攻めた内容でした。ミミズのようなメモを解読しながら、簡単にまとめます。意訳なので言葉は間違っているかも。

 

司会進行の紹介で、伊礼先生と呼ばれたところで会場では笑いが起きました。伊礼先生は、普段呼ばれることはないからもっと呼んでとのことでした。

 

オーディションはどのように行われるか

今まで受けたものは意外と数少なくて

ミュージカル テニスの王子様 (佐伯虎次郎 役)

エリザベート (ルドルフ 役)

ジャージー・ボーイズ  (トミー 役)

レミゼラブル (ジャベール 役)

ミス・サイゴン (エンジニア 役)

の5回のみで全て手にしてきた。

今回はミス・サイゴンを掘り下げていました。

2月にオーディションが行われ、1時間程度のワークショップ形式。課題曲はアメリカンドリームと生きのびたけりゃ

「オールバックで黒いスーツとキメて臨んだけどパフォーマンスはしなくていい、求めているのは狼じゃなくてハイエナと言われて焦った」

 

キャストの選考の仕方

基本的にはオーディション。伊礼先生は実績や主催者側の推薦などで第二次審査から受けるが、それに立てない人はYouTube等の一次審査からスタート。

最終的にオーディションの結果はイギリス側(マッキントッシュ本人)が決めるらしく、レミゼサイゴンでは一応知っている限り全てオーディションとのこと。

 

2021年のレミゼのオーディションは受けたか

受けた。結果はいつか然るべきところからね

 

ダブルキャスト、トリプルキャストについて

ダブル、トリプルキャストは稽古時間も少ないし決められていることが多いから、芝居に深みが出ないと感じていたし、大きな作品はゼロから作り上げることができないと感じていた。

最近は大型ミュージカルで長期間ひとつの役を深めていった時の職人のようなことがかっこいいと思えるようになった。

本番=オーディションと思っていてダブル、トリプルの中でいかに自分の色を出して知ってもらうか、次に繋げるかを大事にしている。

 

共演してみたい人(浦井健治さん希望)

王家の紋章は浦井さんが出るっていうから出た。そうしたらロン毛だし、1人だけ現代人でふわふわしていた…

村井良大くんが気になる。

中嶋しゅうさん(2017年没)とはもう一度共演したかった。

 

演じるのが難しい・やりたくない役

正義のヒーローはやりたくない。面白くないし作りづらい。基本的に正義のヒーローは考えが薄い!逆に悪役は何かしらの理由がある(ドラマが作りやすい)。役者はまず最初に過去を想像する。だいたいは家庭環境に問題があったりとかそういうところから人格を作り上げることが多い。

「自分に近い役、プライベートでは常に愛のために生きて、ヒーローに徹しているから!悪役は正反対だから好きなのか!!」

役作りとして左利きの役だと日常生活でも左を使うようにしている。ちなみにラケット競技は苦手。

Paco~パコと魔法の絵本~fromガマ王子vsザリガニ魔人の時はオロオロができない、なんでそんなに自信がないのか理解が難しかった。人格から難問で考え込んでしまったが、とにかく動けと言われて、動きから芝居を作ることを学んだ。

 

星の王子さまで一番自分に近い役

ヘビ。やっていて気持ちがいい。正義を持っている悪、いや、悪を持っている正義?とにかく想像が付きやすい。逆に自惚れ男はかけ離れているから、プライベートの浦井健治になればいい

 

ルーティンや気にかけていること

役作りは役に対して得られるものがあるなら歴史や本などを調べる。左利きならプライベートでも左手をよく使うようにする。太ったり、痩せたり。今はBeautifulに向けて減量中。1日2食にして長期間で健康的に痩せるようにしている。

稽古に入ってから役を深めるようにしている。昔はガチガチに固めていてセリフも自分好みのトーンや人格を作ったけど、思った通りの返事がないとびっくりした。だから自分のイメージをあまり膨らませず、相手の音や圧を受けて人格を形成していくようにした。

ここで少し脱線が起きたのですが後述します。

 

サイゴンで上原理生さんと共演するが

彼は嫌い、最も(笑いながら)

ジャベールから次は違う役になるけど何も思うことはない。彼は喋り方に中身がない。勉強家なのはすごいわかる、けど喋るときの音域が狭すぎて嘘に聞こえる。レミゼラブルの本のほとんどにマーカーが引いてあってどれか大事かわからない(苦笑い)

「わかっていると思うけど、僕が弄る人は好きな人。彼は憎めないおとぼけです。共演が楽しみ」

 

レミゼ共演者とのおもしろエピソード

ジャベールは理生と僕と2人新人だったから稽古時間の取り合い。じゃんけんしている間に川口さんが準備して立っているからあんたは譲れ!と漁夫の利だったそう。

テニミュ出身が5人いたこと。

役者との付き合いがほとんどないからエピソードがない。

某シュガーさんとはご飯食べに行った。(前述の脱線)

自分とシュガーさんはお酒飲まないからご飯食べて話が盛り上がって次どこ行くか、スタバ行きましょうということで閉店まで話し込んだそう。

「ステーキを食べたけど、僕はヒレの150g。某シュガーはサーロインの450g。あの人毎日こんなの食べてて信じられない。脂だぞ。」

ちなみに焼肉は面倒くさい。焼く人がいないと絶対行かない。ビュッフェは元を取ろうとして食べると必ずお腹を下す。

長男だから甘えたい願望からか年上と過ごすことが多かった。レミゼでは初めて年下にご飯連れてってくださいと言われてめんどk、話したけど若返った。ぴえんって言葉を初めて知った。

タピオカは飲まない。ナタデココがいい。

 

 

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