舞台の感想とか、そんな感じ

忘れたくないから始めたのに、気付いたら書くことすら忘れている

Les Misérables @まつもと市民芸術館 大千穐楽

10/4(月) マチネ

 

晴れの日

太陽が燦燦と輝き天気に恵まれた、とても素敵な一日。

レ・ミゼラブル2021 大千秋楽にふさわしい日でした。

 

大千秋楽を飾るキャストはこちらです。

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この日は3歳の頃からの幼馴染がレミゼデビューを飾るとても記念すべき日でもありました。初めてが大千秋楽とはなんと贅沢な奴め。私が2019年にミュージカルハマった、と報告するとレミゼ観てみたいんだけど一人で行くのが不安だから、と言われてチケットを取りました。もちろん彼方社長名義です。10列目、初めての人を連れていくにはかなりの良席。手には新調したアトレック。締めくくるには万全の体制です。

アトレックの性能が良すぎてびっくりです。なんでも見える!暗転した時の動き見えるのすごい……

 

 

感想はとにかくよかった、よすぎて何も覚えていられなかった。感動が脳のキャパシティーを超えてしまってほとんどが抜け落ちている、というのが素直な感想です。

過去の自分のツイートを振り返ると、俺がスパイをすると名乗り出て舞台を去る時に計画通りってニヤッと笑う伊礼ジャベール。そしてそのあとをガブローシュがこっそりつけているのを初めて見つけたらしいです。あの時いつも学生しか見ていなかったから(おそらく)花道に目が向いていなかったので、どんだけ千秋楽だからと伊礼ジャベ追っかけてるんだって話です。

そして相葉アンジョの「自由をーーーー!!!!」

この日はみんなすごい熱量を最初から感じていましたが、アンジョの自由をが絶唱という言葉しか見つからないくらいにすごかった。命を懸けて愛する祖国に自由を。いつもは発光している相葉アンジョがついに人間界に降りてきて人間になったのかと思いました。あんなに命がけの「自由」を叫ぶ姿で涙腺決壊。

 

レミゼはストーリーや歌もさることながら、個人的にすごいお気に入りの部分があるんです。それが自殺、なんですけど。

あの日、ジャベールはバルジャンの心に触れて、罪人全てが悪い人間ではないことを知り、今まで自分が信じてきた正義というものを根底から覆されるどころか、破壊されてしまうわけです。スターズで星という刑事たちに誓って絶対にバルジャンを許すな、と追い続けてきた彼を自らの手で逃がす選択をします。その結果、星(刑事たち)が凍る=息ができない(死)となると個人的に読み解いています。

「先も見えない 星さえ凍る」

この星さえ凍る、の一瞬の間で本当に星が凍る音がしているんです。これが本当に好き。おそらくウィンド・チャイムだと思うですけど(多分違う)この小さい音がジャベールの世界を凍らせて死に行く背後に思えてとてもゾクゾクします。

 

終演後のカテコあいさつの後にキャスト全員での民衆の歌演出がとても涙が止まらないオタクの心に突き刺さりました。最後にもう一泣きさせるとは。こちらはありがたいことにYouTubeに上がっているので、ぜひご覧ください。

いつも大千秋楽の日に次公演の発表がありますが、今年はなかったので次は一体いつになるのだろうか……こんなにも次のレミゼが決まっていない、という事実がしんどいです。

レ・ミゼラブル2021 本当にありがとう。

 

 

2021年 レ・ミゼラブルは大阪公演が中止にならなければ子役を除いた全キャストが見ることができたのでないかなぁと思いました。ほとんどの席がS席でとてもありがたかったのですが、金銭的に多大なダメージを受けたので、次は財布にやさしくいきたいです。

リベンジ大阪!フェスティバルホールから見える景色がセーヌ川に似ている云々の話を思い出していたので期待していたのですが行けなくて残念だったのでフェスティバルホール行きたいのと、17000円のお高い席で観劇することが叶わなかったので、次こそ……頼むぞ……