OLIVER!@梅田芸術劇場
12/11(土) ソワレ
2019年共に砦で戦った二人が同じ舞台に立ったこの作品。
臣くんと佑玖くん。
まさか同じ舞台に相棒としてこんなに早く立つとは思いもよりませんでした。
本当は東京に行って観劇したかったのですが、なかなかこの二人の時、というのが少なくて結局さいごになってしまいました。
が、まさかの臣くん出演辞退!
中学生ですもんね、声変わりの時期ですから……体調が悪くて……とかだと心配しかないのですが、子どもの成長の早いこと。フランケンシュタインぶりなのでインタビュー動画やWOWOWで放送されたオリバー特集を見ているとすごく大人になったな、と感動すらしてしまいます。
そんなこんなで、当日はドジャーはキャスト変更。こちらになりました。
本当にオリバーとドジャーでしか日にちを決めてなかったので、他に誰が出るかなんて当日になるまで全く覚えてすらいませんでした。今回は若手大集合組でした。
実はオリバー、映画見たことないです。予習する時間もあんまりありませんでした。なんとか捻出したかったのですが無理でした。無念。
とにかく幕が上がってから子どもがたくさん。最年少で6歳だそうです。歌い踊りながら舞台の上を縦横無尽に駆け回るのはとても新鮮でした。そして何よりも子どものソプラノがとてもかわいい。
佑玖くんのソプラノは特に圧巻で、「愛はどこなの」ではお母さんを求めるオリバーの感情が強く刺さります。あのキラキラした目でこちらを向かれると、庇護してあげなければという気持ちにさせる純粋すぎるオリバー。
ドジャーはそんなオリバーの兄貴分的な存在。フェイギンの一味の中でもリーダー的存在でダンスパートが多くてとても大変そうでした。オリバーと出会った時のドジャーの紳士さはとても様になっていてかっこよかったです。
一番笑わされたのが武田さん演じるフェイギンです。スリで集めた彼の宝物。それを一つ一つ手に取って愛でる彼の姿がとても印象的でした。特に金メダルを手にしたときに、「かわいい金メダルちゃん」「でも俺はどこかの市長とは違って噛まないぜ」でもう笑うしかないです。こんなところで時事ネタというか、某市長のことが出てくるなんて。不意打ちにもほどがあります。思わず噛んだ時の姿がフラッシュバックするくらいには。
ソニンさん演じるナンシー、そして恐ろしいビルを演じたspiさん。彼らの関係性は歪だったかもしれないけれど、確かに二人は二人にしかわかりえない愛があったのだと信じています。
そしてTwitterで犬がいるのは知っていましたが、本当に舞台上で動物が出てくる作品を見るのは初めてで、出てきた瞬間二度見をしてしまうほど。トウファ可愛い。彼?彼女?もちゃんとカンパニーの一員でキャスボに名前が載っているのがとても素敵だなぁとおもいました。
オリバー、予習していればもっと楽しめたかもしれないのが悔やまれます。普段も浅いですが、いつも以上に薄っぺらい言葉でしか感想が書けない。
今回の再演は約30年ぶりでした。しかしこうやって子供が活躍する場が増えているのがとてもうれしいです。ビリーエリオットだったり、スクールオブロックだったり。オリバーも再演を期待しています。