ストーリー・オブ・マイ・ライフ@御園座(日本初演大楽)
ストーリー・オブ・マイ・ライフを観に行ってきました。BW、韓国と人気を博した2人ミュージカルが日本初上演ということで。
君が僕を追いかけていたのではなく いつも君を追いかけていたのは僕だった (公式HPより)
この煽り文が非常に興味をそそっていたのだが社畜精神旺盛なため尻込みをしていた。
すとーりーおぶ〜みたいけど平日……来月も1時間早退するのに今月もしていいのか……?(尚有給消化はできていない)
— 瀬戸 (@Seto_les) 2019年10月8日
しかしこのツイート直後フォロワーさんから激しくオススメされたので、フットワーク軽男はわずか10分でチケットを手にしていたのだった……!
✔︎素晴らしき哉、人生!
事前情報として上記の映画を観た方がわかりやすいよ、とのことだったので休みの日に視聴。
ありがとう、Amazonプライムさん!上映されたのは1946年、終戦翌年。内容もほんの少しだけ戦争に触れていた。白黒映画は授業で羅生門を見た以来だが、コメディ要素も多く非常に楽しめる。
ベルの音は天使が翼をもらった合図、このことはどこかで聞いたと思っていたが、これが元ネタなのかなと。SOMLでもこの言葉は印象深い。
✔︎トーマスとアルヴィン
10/29 仕事もあったためソワレのみ観劇。
平方トーマス、田代アルヴィン
視点が基本的にトム(私はそう感じた)なため、言葉のひとつひとつがアルヴィンがトムを追いかけているように感じる。どちらかというと生真面目なトム、そして正反対の個性的なアルヴィン。どう見たってトムがアルヴィンを引っ張っているように見える関係。
しかしトムの頭の引き出しにある沢山の素晴らしい小説たちはアルヴィンという人間によって形成されている、そんなイメージ。だからまさに謳い文句そのものだなって。だからアルヴィンと会わなくなってからトムは小説が書けなくなった。最初から薄々と気付いていたが、舞台上で繰り広げられると、もうなんと言っていいか、とにかくトムゥゥううう!!!!って気持ちでいっぱいになった。
✔︎アルヴィン・ケルビーを讃える
私たちは、アルヴィン・ケルビーを讃えるために集まった。
死んだアルヴィンが弔辞を考えるトムの手助けをする。そんな彼らのストーリーを追体験するという形に複数の短編小説を読んでいるように感じた。人気短編小説家のトムが書く小説そのもの、もしくは弔辞そのものと思ったり。
雪の中の天使は、少年だった2人が目を輝かせながらクリスマスに想いを馳せ、雪の中を駆け回る姿を想起させるそんな曲。トムが一番大切にしたい思い出に感じた。1番好き、CD出して。
正直、レミゼという音圧で人を圧倒させるミュージカルを観た後だし、だいぶロスをしていたから、2人ミュージカルが刺さるか心配だったけどそんなのは無用だった。素敵なものは素敵、音楽が心を豊かにしてくれているなぁ……