ウエスト・サイド・ストーリー season1@IHIステージアラウンド東京
1/4 マチネ
2020年観劇始めです。
不朽の名作と言われておりますが、個人的は一度も触れたことのない世界。もちろん映画も見たことありませんでした。
ということで、まずは年の暮れに映画の方を鑑賞。普段はAmazon プライムビデオにお世話になっておりますが、タイミングを逃してしまいU-NEXTでお世話になってきました。無料トライアルありがとう。
ダンスが多いとは聞いてきたけど最初からダンス、というか指パッチン。これは付いていけるか……?という気分でしたがすぐに世界に入れたました。ただジェッツとシャークスが全く見分けつかなかった……!
- 360°回転シアター
ということで、課題図書を終えてからの観劇。今回劇場は360度回転するということだけを耳にしていました。席は通路挟んだ上手側。座席の周りをキャストが動きまわるのは知っていたけど、通路も使うなんて思わなんだ。
すぐ目の前で上山リフが止まって会話したり樋口アニータが通ったりすごく当たり席な感じでした。座席が回転するから場面の転換も楽しめるし、なんなら視界から外れるまでキャストの姿をずっと追えるのがよかったです。
今回はミュージカルも舞台も初めての友人を連れて行ったけど見辛いとかもなく楽しんでもらえたようで。その後、彼はすずこアニータ観たい!と言っておかわりしていました。
- 圧倒的リーダー感
リフ役の上山さんはレミゼのアンジョルラスで初めまして、をしました。その時からリーダーイメージが強いのですが、やはり圧倒的なリーダーでしたね。トニーの弟分だけどトニーのお兄さんって感じ。その日のトニーが蒼井翔太さんっていうのもあるのだろうけど。
もしあの時代、あの場所で居場所のない人間だったとしたら、求心力、自制心も持ち合わせている上山リフに付いて行きたくなるくらい素敵でした。
水田ベルナルド、とにかくスタイルが良すぎる、脚が長い、あの紫の衣装を着こなしている。褐色気味の肌も全てがカッコいいを体現していました。出てきた瞬間から、いやかっこ良すぎないか????と頭を占めている、好き味が強い。
北乃きいちゃんのマリアはTLで観た方を全然見かけなかった。だいたい笹本玲奈さんで観ているみたいですね。初日からしばらくお休みされていたみたいなので、少し心配でしたが、ミュージカル初挑戦とは思えないくらいしっかりとマリアでしたし、歌も良かった。そして可愛い。蒼井トニーと一緒に宙に浮いていたね、浮かれてて可愛い。みんなの妹感が強くてトニーが好きになるわかるし、ベルナルドが大切にしているのわかる、わかるよ〜!!
- どうしてやめない!
この台詞の痛切さよ。少年たちの一番の理解者であるドクのこの台詞がこびり付いて離れません。決闘をして互いに傷付いて、でもいがみ合うジェッツとシャークス。トニーの「もっと信じればよかった」がさらに心を重くさせました。映画では最後トニーは運ばれていくのだけど、今回の演出では運ばれることはなく、その場に留まって幕が降りる。この演出が一番やるせなさを感じさせました。命が終わるって呆気ないな、って。
本当はもう1組も観たかったけど宮野真守のファン層の厚さよ!暇だから追加しようと思ったのにどこ行っても売り切れていて辛い。宮野トニー観たかった〜!!小野田リフも観たかった〜!!
そして普段よりも客層が違うなぁと感じました。(とはいってもなかなか他の舞台行けないのだが)
ガチ勢感はあまり感じず落ち着いた回でした。新年開けて早々というのもあると思うけど。周りのネタバレも聞くことなく、穏やかに過ごせてよかったです。