舞台の感想とか、そんな感じ

忘れたくないから始めたのに、気付いたら書くことすら忘れている

伊礼彼方 ミュージカルの軌跡レポ①

2/29(土) 

伊礼彼方さんのミュージカルの軌跡という講習に行って参りました。会場は名古屋市伏見にあるビルです。受講人数は大体おおよそ60人程度だったかと思います。

コロナウイルスの影響もあり開催が危ぶまれましたが、主催側と受講生のマスクと消毒の徹底により無事行われました。

 

伊礼先生なら!きっと答えてくれる!という期待の元かなり攻めた内容でした。ミミズのようなメモを解読しながら、簡単にまとめます。意訳なので言葉は間違っているかも。

 

司会進行の紹介で、伊礼先生と呼ばれたところで会場では笑いが起きました。伊礼先生は、普段呼ばれることはないからもっと呼んでとのことでした。

 

オーディションはどのように行われるか

今まで受けたものは意外と数少なくて

ミュージカル テニスの王子様 (佐伯虎次郎 役)

エリザベート (ルドルフ 役)

ジャージー・ボーイズ  (トミー 役)

レミゼラブル (ジャベール 役)

ミス・サイゴン (エンジニア 役)

の5回のみで全て手にしてきた。

今回はミス・サイゴンを掘り下げていました。

2月にオーディションが行われ、1時間程度のワークショップ形式。課題曲はアメリカンドリームと生きのびたけりゃ

「オールバックで黒いスーツとキメて臨んだけどパフォーマンスはしなくていい、求めているのは狼じゃなくてハイエナと言われて焦った」

 

キャストの選考の仕方

基本的にはオーディション。伊礼先生は実績や主催者側の推薦などで第二次審査から受けるが、それに立てない人はYouTube等の一次審査からスタート。

最終的にオーディションの結果はイギリス側(マッキントッシュ本人)が決めるらしく、レミゼサイゴンでは一応知っている限り全てオーディションとのこと。

 

2021年のレミゼのオーディションは受けたか

受けた。結果はいつか然るべきところからね

 

ダブルキャスト、トリプルキャストについて

ダブル、トリプルキャストは稽古時間も少ないし決められていることが多いから、芝居に深みが出ないと感じていたし、大きな作品はゼロから作り上げることができないと感じていた。

最近は大型ミュージカルで長期間ひとつの役を深めていった時の職人のようなことがかっこいいと思えるようになった。

本番=オーディションと思っていてダブル、トリプルの中でいかに自分の色を出して知ってもらうか、次に繋げるかを大事にしている。

 

共演してみたい人(浦井健治さん希望)

王家の紋章は浦井さんが出るっていうから出た。そうしたらロン毛だし、1人だけ現代人でふわふわしていた…

村井良大くんが気になる。

中嶋しゅうさん(2017年没)とはもう一度共演したかった。

 

演じるのが難しい・やりたくない役

正義のヒーローはやりたくない。面白くないし作りづらい。基本的に正義のヒーローは考えが薄い!逆に悪役は何かしらの理由がある(ドラマが作りやすい)。役者はまず最初に過去を想像する。だいたいは家庭環境に問題があったりとかそういうところから人格を作り上げることが多い。

「自分に近い役、プライベートでは常に愛のために生きて、ヒーローに徹しているから!悪役は正反対だから好きなのか!!」

役作りとして左利きの役だと日常生活でも左を使うようにしている。ちなみにラケット競技は苦手。

Paco~パコと魔法の絵本~fromガマ王子vsザリガニ魔人の時はオロオロができない、なんでそんなに自信がないのか理解が難しかった。人格から難問で考え込んでしまったが、とにかく動けと言われて、動きから芝居を作ることを学んだ。

 

星の王子さまで一番自分に近い役

ヘビ。やっていて気持ちがいい。正義を持っている悪、いや、悪を持っている正義?とにかく想像が付きやすい。逆に自惚れ男はかけ離れているから、プライベートの浦井健治になればいい

 

ルーティンや気にかけていること

役作りは役に対して得られるものがあるなら歴史や本などを調べる。左利きならプライベートでも左手をよく使うようにする。太ったり、痩せたり。今はBeautifulに向けて減量中。1日2食にして長期間で健康的に痩せるようにしている。

稽古に入ってから役を深めるようにしている。昔はガチガチに固めていてセリフも自分好みのトーンや人格を作ったけど、思った通りの返事がないとびっくりした。だから自分のイメージをあまり膨らませず、相手の音や圧を受けて人格を形成していくようにした。

ここで少し脱線が起きたのですが後述します。

 

サイゴンで上原理生さんと共演するが

彼は嫌い、最も(笑いながら)

ジャベールから次は違う役になるけど何も思うことはない。彼は喋り方に中身がない。勉強家なのはすごいわかる、けど喋るときの音域が狭すぎて嘘に聞こえる。レミゼラブルの本のほとんどにマーカーが引いてあってどれか大事かわからない(苦笑い)

「わかっていると思うけど、僕が弄る人は好きな人。彼は憎めないおとぼけです。共演が楽しみ」

 

レミゼ共演者とのおもしろエピソード

ジャベールは理生と僕と2人新人だったから稽古時間の取り合い。じゃんけんしている間に川口さんが準備して立っているからあんたは譲れ!と漁夫の利だったそう。

テニミュ出身が5人いたこと。

役者との付き合いがほとんどないからエピソードがない。

某シュガーさんとはご飯食べに行った。(前述の脱線)

自分とシュガーさんはお酒飲まないからご飯食べて話が盛り上がって次どこ行くか、スタバ行きましょうということで閉店まで話し込んだそう。

「ステーキを食べたけど、僕はヒレの150g。某シュガーはサーロインの450g。あの人毎日こんなの食べてて信じられない。脂だぞ。」

ちなみに焼肉は面倒くさい。焼く人がいないと絶対行かない。ビュッフェは元を取ろうとして食べると必ずお腹を下す。

長男だから甘えたい願望からか年上と過ごすことが多かった。レミゼでは初めて年下にご飯連れてってくださいと言われてめんどk、話したけど若返った。ぴえんって言葉を初めて知った。

タピオカは飲まない。ナタデココがいい。

 

 

続き更新しました。こちらからどうぞ

 

 

CHESS the Musical@東京国際フォーラム ホールC

2/9(日) マチネ 大千穐楽

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観劇遠征2日目はCHESSを観てまいりました。

日英キャストによる全編英語ミュージカルです。

 

2015年に日本キャスト版で上演されていたんですね。アービターは万里生さんだったとか……ゲネプロ見ましたよ、いやはや良きかなよきかな。

 

全編英語ということで舞台の左右に翻訳が投影されているのですが、これが非常に厄介。文字を追うと役者の動きを終えないし、役者を見ていると何言っているの全くわからない!英語がわからない自分が悪いのは重々承知しているのだけど、やっぱり!!!!

しかしながら舞台とは心。役者の魂がぶん殴ってくるから訳もわからずに涙が出てきます。実際ラミンアナトリーが歌うanthemでは泣きました。祖国をsheと歌うのがまた……。

 

シュガーアナトリーはビジュアルからもチェスに愛が溢れていましたね。ゲネプロでは髪に白のラインを入れていましたが、大阪公演ではチェス盤柄に。東京公演ではチェス盤を斜めにした菱形パターンになっていました。冷徹さを見せるために口紅を塗っているのも印象的でした。響き渡るテノールボイスは圧巻でした。まさに舞台上を支配していました。

 

増原さん演じるアナトリーのセコンド、モロコフはすごかった。レミゼで司教さまを演じておられたのですが、声がすごく深い。低く響き渡る声が冒頭から来るもんだから一瞬にしてCHESSの世界に引き摺り込まれました。来日メンバーの1人?って思うくらいの迫力で物語を牽引していたと思います。

 

なによりすごいのはアンサンブルの皆さんです。ものすごくシンプルなセットを全部使って世界観を表現していて圧巻の一言。フォーメーションのシンメトリーさや同調性が綺麗。まさに8×8マスののチェス盤のように見えました。

ラストのアナトリーとヴィーガンドが対戦する時に、それぞれが駒を盤面に置いていくシーン。アンサンブルが15人である必要性を強く感じる場面でものすごく印象に残っています。美しかった……

 

噂では大阪ではあったエリアンナさん演じるスヴェトラーナの楽曲がなかったとか……?chess自体初めて観たのでどこがカットされたのかわからなかったのですが、聴きたかったです。おそらく時間の関係なんでしょうけど、同じ値段払っているので尚更……。

 

今回予習をしっかりしていたわけではないので、何故?という部分が多々あるのですがそれを超す圧倒的なまでの来日メンバーであるラミン、サマンサ、ルークの歌声が今も忘れられないです。

おそらく今回のCHESSは大きな挑戦だったんじゃないかなと思います。まだ観劇歴半年のペーペーが言うのもあれなんですが、若い売れている女優さん、俳優さんたちがミュージカル初挑戦!歌を頑張りたいです!って発言するのを目にします。プロであるからには出来るのが当たり前で、プロのパフォーマンスを観に出かけているわけであって。

だから有名で流行りで人気のある人を主演にすれば売れるを一切抜きにした今回の作品は、だいぶ強気じゃないと立てられなかったんじゃないかなと。ついでに英語。これで行かない選択をした人もいるんじゃないかな思いました。自分も一瞬英語か……ってなりましたし。

しかしホール全体が何かが起こるんじゃないか、っていう期待感でいっぱいで、彼らが歌い上げた時の歓声が今回の舞台の成功を物語っているなと思います。

何にせよ最高のミュージカルだった。映像に残らないかな?音源でもいいんです。あの瞬間をもう一度!

 

ひとこと言うなら、CDか円盤出して!!

円盤はDVDじゃないよ、Blu-rayで!!

音楽劇 星の王子さま@シアターイースト

2/8(土) 東京公演初日 ソワレ

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(写真は綺麗に撮れなかったので、翌日撮り直しました)

おおよそ半年ぶりの!!!!

ご贔屓様!!!

でございました!!!!

初めて見たのは忘れもしない、2019/6/26(土)

Les Misérablesのソワレ。刑事たちが輝く夜。因縁の相手、バルジャンを必ずこの手で牢獄へぶち込むと誓った伊礼ジャベール。その日からもう半年以上も経ってしまったのですね……

この間に

赤レンガでのライブ(プレショの千秋楽😂)

相対的浮世絵(仕事多忙😢)

コットンクラブでのライブ(クリスマス商戦🤪)

全くご縁がなかった……

ちなみにこの間、

スリルミーのCD


嵐が丘のDVD

嵐が丘 [DVD]

嵐が丘 [DVD]

 

をお借りいたしまして、悲しみを癒しておりました。

 

今回の星の王子さまですが、飛行士であり小説家のサン・テグジュペリの代表作でございます。小学校のおすすめ本なとでよく紹介されているのを見かけましたが、この歳になるまで一度も手に取ったことはありませんでした。

上演が決まって、チケットがご用意されたことをキッカケに偶然にも単行本を見つけたため購入。

星の王子さま (角川文庫)

星の王子さま (角川文庫)

 

 

相性はよくなかった模様……。

とは言っても未読と既読では、観劇した時の印象はだいぶ違うと思います。

 

星を巡る王子さま

サハラ砂漠に不時着した飛行士が1人の少年と出会ってヒツジの絵を描いてと頼まれる。飛行士が描いた絵がスクリーンでしっかり映し出されるのが印象的でした。象を飲み込んだ蛇の絵とか、オスのヒツジだったり、言葉だけじゃイマイチ伝わらないものを視覚で伝えるのがわかりやすかったです。

王子さまの昆ちゃんはレミゼのエポニーヌでしか知らないし、サイゴンのキムだし、とにかく戦う女の子のイメージで強さを感じていたのだけど、今回はとにかくピュアでなんの汚れも知らない王子さま。彼女の印象がガラッと変わりました。可愛らしい女性とは思っていたけれど、さらに魅力的に感じました。えーーー!!って大声をあげたり、耳元で叫ばれた伊礼飛行士の顔芸()が本当に面白くて。

欲を言えば上手側で飛行機を直している彼方社長もうちょっと見たかったです。直すときに一回クルッと回転するのスタイリッシュ、あと寝ている姿見たかった……!

 

 

面白いといえば、うぬぼれ男の登場です。彼はすごいインパクトだった。テンションゲキ上げで腰振って、指パッチンまでして、ここまでブチ上がりしている彼方社長初めて見た……。おそらくここが一番会場全体が笑いに満ちていたと思います。廣川さん演じる王様も非常に面白かったです。1人を将軍に任命して、実際に命令するんですもの!そこの新しくできた公園で好きな人の名前を叫んでこい!ってね。

 

ピアノ演奏と薔薇を演じた松木さんが素敵でした。薔薇のツンとした感じとわがままさを感じる喋り方。ものすごく目をひきました。独特な雰囲気がすごく地球人とはまた違う感性の持ち主なのでは?と思わせてくれて。好きです。

 

地球に降り立った王子さまは自分の星へ帰るために、飛行士に別れを告げて木が倒れるように消える。けど夜には星を見つめたら、そこにはぼくが笑っているんだよって。鈴の音のように笑う王子さま……こんな寂しいお話だったんだね……。読んだだけではあまりにも難しくてわからなかった。思わず涙が出てしまいました。

 

そしてカーテンコール!無事に終えてみなさんが去っていく中、昆ちゃんがまさかの捌ける方向を間違えるというハプニング!

伊礼飛行士が下手に、昆ちゃん王子さまが上手に捌けていくはずが、一緒に下手の方向へ。彼方社長にこっちじゃないでしょ!って、昆ちゃんも「あっ!」ってなって間違えた、間違えたと上手の方向にダッシュ。最後まで可愛らしさいっぱいでした。照れた顔でもう一度出てきて今度は間違えずに帰ることができました。可愛かったなぁ〜

 

 

とりあえず予習としてサラッと読み流した星の王子さまですが、観劇して映像としてイメージを手に入れたので再度読もうと思います。たぶん最初の読み辛さは払拭されたかな、と。

もう一度見たい所ですが、どうにも予定を作れないのでまた上演してください。彼方社長もライフワークにしたいとおっしゃっていることですし!

ゲネプロの動画が出されたみたいですね。是非見てください。

 

 

10thアニバーサリー・アコースティック・ライブ Simpatia@名古屋ブルーノート

2/1(土) 18:00〜

 

田代万里生さんのアコースティックライブの方に行って参りました。

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今回は万里生さんのことを知ってから悶々としながら過ごしていた中、ライブのことを知ったので一般で頑張りました。勢いで取ったけど満足度100000000%の最高の1時間強でした。

風の噂では瞬殺だったらしいですね……チケ運は割と恵まれているみたいです。

 

セットリスト

  1. Simpatia Prelude 〜威風堂々〜
  2. The greatest gift (SOML)
  3. Independence Day (SOML)
  4. チャイナドール (前奏のみ)
  5.     ─さよならを抱きしめて
  6. 愛さずにはいられない
  7. 歌曲『あんこまパン』
  8. マリーアントワネット (MA)
  9. 愛のことば 〜ベートーヴェン第九〜
  10. 遠い稲妻 (MA)
  11. どうすれば世界は (MA)

アンコール

  1. ともに描いた夢〜別れの歌〜
  2. All About Today (トゥモロー・モーニング)

 

でございました。

一曲ごとに感想書いていきたいところなんですけど、無い語彙力を晒す馬鹿な文章になるため抜粋しながら……

 

Simpatia Prelude 〜威風堂々〜

    出だしから何故か涙出ました。素晴らしい音楽と万里生さんの生の歌声に包まれた感激で衝動で口をワナワナさせていました。これCDでよく聴いてる〜!!本物なんだ〜〜!!って内心大暴れです。さらにお衣装は10thアルバムのやつだ〜!!って悶えて苦しむオタクをしていました。生きててよかったって気持ちにさせる歌声最高。

   喉が乾いちゃうから空調なんとかしてください〜ってお願いしてましたね。確かに舞台上の照明は強いので立つだけで汗かくから調整難しいよね

 

The greatest gift → Independence Day

    万里生アルヴィン降臨。フォロワーさんに是非!!とお勧めされて大千秋楽一回だけ見たSOMLから2曲続けてでした。ここは神の図書かぁんだぁ!だぁ…だぁ……セルフエコー付きでした。パーカスの方から楽器を渡してもらったり、ピアノに絡みに行ったりととにかく動き回る動き回る。韓国に旅行に行かれたお話もされていました。

 

あんこまパン

    実食付きということで、私はあんこが苦手なので頼まなかったのですが正面に座っていたマダムがご好意でお一つわけてくださいました。食べないわけにはいかず……食したのですがあんこの味がとてもマイルドで意外と進みました。マヨネーズがいい酸味を出していました。ちなみにマヨネーズはキューピーマヨネーズだそうです。個人的には有り!な食べ物。

    曲は言わずもがなあんこまパンの説明。あんなに熱心に説明されたら気になるよね。歌詞自体もとても面白いのでぜひ聴いてほしいです。個人的に当日の朝のテレビ番組でキューピーマヨネーズの取材を見ていたのでとても面白かったです。

 

マリーアントワネット → 愛のことば 〜ベートーヴェン第九〜 → 遠い稲妻 →どうすれば世界は

    4曲続けてMAの間にフェルセンのマリーへの愛を歌うというイメージで愛のことばを挟んだ編曲をしてもらったそうで。個人的に遠い稲妻がすごい好きで、マリーッ!って叫ぶのですが、少し掠れていたのがちょっとだけ残念でした。1曲目から詰まったりしていたので、あんこが喉にきたんだろうなぁと思います。聞いた話では二部では調子良かったみたいなので安心です。にしてもMA見たことがないので気になるよね……DVDか〜……

 

 

名古屋は正直あまり来れなくて、けどちゃんと来るから!と言ってくださったの嬉しいです。今年はエリザベートあるしね!!チケットあたりますように……。

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うたコン前だったので、ステージング動画を頂いた話をしてくださったのですが、家で大笑いしたということで大いに期待した結果がアレだよ!!!リアタイしたのですがアレは笑う!!しかしながら芳雄さんと2人で真剣にミュージカルの良さを伝えようとしているのが伝わってきました。劇場行って応援するから〜!!

そして少々食い気味に芳雄さんのことを好きです!!という万里生さんとても素敵でした。好きという言葉を言うのに、司会の谷原さんがおっさんずラブじゃないですけど、という枕詞が付くのが少しだけ難しい問題なんだなと。しっかりと口に出せるのは本当に素晴らしいことだなぁって。

 

兎にも角にも万里生さんみたいな素敵な人を応援できる立場になれてすごい幸せを噛みしめた数日でした。

ウエスト・サイド・ストーリー season1@IHIステージアラウンド東京

1/4 マチネ

 

2020年観劇始めです。

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不朽の名作と言われておりますが、個人的は一度も触れたことのない世界。もちろん映画も見たことありませんでした。

ということで、まずは年の暮れに映画の方を鑑賞。普段はAmazon プライムビデオにお世話になっておりますが、タイミングを逃してしまいU-NEXTでお世話になってきました。無料トライアルありがとう。

ダンスが多いとは聞いてきたけど最初からダンス、というか指パッチン。これは付いていけるか……?という気分でしたがすぐに世界に入れたました。ただジェッツとシャークスが全く見分けつかなかった……!

ウエスト・サイド物語(字幕版)
 

 

  • 360°回転シアター

ということで、課題図書を終えてからの観劇。今回劇場は360度回転するということだけを耳にしていました。席は通路挟んだ上手側。座席の周りをキャストが動きまわるのは知っていたけど、通路も使うなんて思わなんだ。

すぐ目の前で上山リフが止まって会話したり樋口アニータが通ったりすごく当たり席な感じでした。座席が回転するから場面の転換も楽しめるし、なんなら視界から外れるまでキャストの姿をずっと追えるのがよかったです。

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今回はミュージカルも舞台も初めての友人を連れて行ったけど見辛いとかもなく楽しんでもらえたようで。その後、彼はすずこアニータ観たい!と言っておかわりしていました。

 

  • 圧倒的リーダー感

リフ役の上山さんはレミゼのアンジョルラスで初めまして、をしました。その時からリーダーイメージが強いのですが、やはり圧倒的なリーダーでしたね。トニーの弟分だけどトニーのお兄さんって感じ。その日のトニーが蒼井翔太さんっていうのもあるのだろうけど。

もしあの時代、あの場所で居場所のない人間だったとしたら、求心力、自制心も持ち合わせている上山リフに付いて行きたくなるくらい素敵でした。

 

水田ベルナルド、とにかくスタイルが良すぎる、脚が長い、あの紫の衣装を着こなしている。褐色気味の肌も全てがカッコいいを体現していました。出てきた瞬間から、いやかっこ良すぎないか????と頭を占めている、好き味が強い。

 

北乃きいちゃんのマリアはTLで観た方を全然見かけなかった。だいたい笹本玲奈さんで観ているみたいですね。初日からしばらくお休みされていたみたいなので、少し心配でしたが、ミュージカル初挑戦とは思えないくらいしっかりとマリアでしたし、歌も良かった。そして可愛い。蒼井トニーと一緒に宙に浮いていたね、浮かれてて可愛い。みんなの妹感が強くてトニーが好きになるわかるし、ベルナルドが大切にしているのわかる、わかるよ〜!!

 

  • どうしてやめない!

この台詞の痛切さよ。少年たちの一番の理解者であるドクのこの台詞がこびり付いて離れません。決闘をして互いに傷付いて、でもいがみ合うジェッツとシャークス。トニーの「もっと信じればよかった」がさらに心を重くさせました。映画では最後トニーは運ばれていくのだけど、今回の演出では運ばれることはなく、その場に留まって幕が降りる。この演出が一番やるせなさを感じさせました。命が終わるって呆気ないな、って。

 

 

本当はもう1組も観たかったけど宮野真守のファン層の厚さよ!暇だから追加しようと思ったのにどこ行っても売り切れていて辛い。宮野トニー観たかった〜!!小野田リフも観たかった〜!!

そして普段よりも客層が違うなぁと感じました。(とはいってもなかなか他の舞台行けないのだが)

ガチ勢感はあまり感じず落ち着いた回でした。新年開けて早々というのもあると思うけど。周りのネタバレも聞くことなく、穏やかに過ごせてよかったです。

2019年まとめ

2019年もあと少しで終わりですね。

今年は本当に怒涛すぎて例年より充実していた気がします。ということで、せっかくなら今年みた舞台やら映画やらまとめておこうかなと。(多分そんなに)ないです。

映画

おそらくアニメ作品が多いかなと。………GWが始まるまで一度も観ていない……?え??結構見た気がするって思ったけどあれぇ???

 

これはTwitterのTLでものすごい人気ホットワードだったので地元へ帰省するついでに観てきました。怪盗キッドと生身のサシでやりあう京極真さんかっこよすぎだし、園子との関係が可愛かった、さすがアクション映画の名に恥じない作品ですね(?)昨年は平次の女になる人が多かったけど、今年は園子一強なイメージ。来年の赤井家大集合も楽しみです。

こちらもTLから見に行くか!と決めた作品。シワシワのピカチュウがTLを席巻していたし、今でもたまに見かけます。実際にポケモンが存在したら、というのを感じられる作品だったし何なら続編頼みます。ちなみに一番好きなポケモンは第二世代のヒノアラシマグマラシバクフーンなのでよろしくお願いします。

  • 空母いぶき

日本の領土が占拠されたため航空母艦いぶきを派遣して奪還する、という作品。特に潜水艦内でのソナー攻撃はスリルがあり、ビーコン音がものすごく怖かったです。撃沈されるのは非常に辛い……一時期提督業に励んでいたので、聞き覚えある単語あるし、護衛艦の名前ではニッコリ笑顔でした。

  • アラジン

まさかの実写化でしたね。ジーニーがとてもウィルスミス、青いウィルスミス。内容自体は楽しかったです。バザールの中を縦横無尽に駆け回るのが印象的。リズムもテンポもよくて見ていて飽きない。劇中歌もたくさんでミュージカル映画として最高でした。ラストに関しては個人的にはアニメの方が好き

  • 天気の子

新海誠作品は昔から嗜んでいました。雨の描写がとても素敵でした。新海監督はオネショタ()作品多いけど今回はヒロインが年下でしたね。最初は年上だったからまたかよ!ってなりました。あとから知ったのですが、弟の凪くんは今年のホリプロ作品のピーターパンを演じられていたんですね。気付きませんでした。

3年ぶりの新作映画でしたね!!これは情報出た瞬間からTLで大盛り上がりでした。海賊万博ということで、普段は出ないキャラが来るのでは!?と囁かれていて、私の推しもしっかり出てくれたし、何なら大活躍でした(贔屓目) 個人的には東京ワンピースタワーのオリジナルキャラクター、歌姫アンちゃんが銀幕デビューで嬉しかったです。声優変えないでほしかった……

続編を楽しみにしていたので公開初日に思い立ってレイトショーへ。和製ホラーはジメジメしていて苦手なのですが、洋物は問題ありません。ITの核心にかつてITを追い詰めたルーザーズクラブが立ち向かうわけですが、いろいろ突っ込むところがありましたね。一番怖さを感じたのはベバリーがかつての自宅へ赴いた時です。続けてみたら楽しいかも。

  • 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

大傑作。この作品が今年一最高に泣ける映画でした。同伴で行ったのですが、最後にはすみっコめっちゃ好きになりました。海老フライの尻尾が一番好きです。想像でき得る内容なのに、台詞が無いのに、いろいろ想像を掻き立てられました。子供向けと侮るなかれ。

2度目の映画化ですね。前回は夏休みの前半。今回は仮免許取得後の秋らへん。時系列的にも全く問題なし。時間移動がないのが嬉しかった。そして1-A全員に見せ場があってヒーローで。これは確かに彼らがヒーローになるための物語なのだと思わされました。ヴィラン役としてナインを演じたのが井上芳雄さんでしたね。普段の舞台では絶対言わなさそうなことを言ってらっしゃいました。デクとカッちゃんの合わせ技が最高に良かった……!

 

舞台

今年のレミゼ御園座公演からどっぷりでした。見た作品はすでに一部感想としてまとめてありますので、とりあえずざっくりと。

 

私の人生が始まった、そんな感じ。ミュージカルに落ちたからなの?どうしたのよ瀬戸。興味なかったから、知らないこと多すぎたわ。

本当にこんな感じです。非日常といえば映画だったので、一気に世界が広がりました。伊礼ジャベールと出会って翌月には彼の有料コンテンツに登録しましたよね、ええ。

原作を読み切ってから臨んだ2回目。そうしたらいろいろ見えて来る。アンサンブル、そして学生たち。ガブローシュとグランテールに気付いてしまったよね。この日は高まり早かったのか、夢やぶれてで大号泣でした。多分観に行った4回で一番泣いたと思う。

斎藤テナルディエが見たいという母の要望に応えてチケットを追加購入。この日は相葉アンジョルラスでした。グランテールとガブローシュに目をやりつつも、あまりにも相葉アンジョルラスが輝いていて結局最後には目を奪われてしまいました。アンジョルラスの美しさに気付きました、ええ。

不完全燃焼すぎたのでゲッサンレミゼを買って穴を埋めようとしたけど無理だった!じゃあ行こう!!と思って勢いでチケットを購入。シュガーバルジャンと理生ジャベール。理生ジャベールがすごくギラギラしていた、そして歌い始めた瞬間から口角が上がってしまうくらいの歌唱力。そしてシュガーバルジャンのBHH、泣きました。あんなにも静かに神に祈りを捧げる歌声。この2人のおかげで、完全に燃焼しきれました。ありがとうございます。

毎年恒例のユニバーサルスタジオジャパンでのワンピースのショー。今年はありがたいことに最前列に座ることができました。目の前で繰り広げられる殺陣に圧倒されました。息遣いも撥ねる水も全てが同じ目線で最高でした。この日はスペシャルゲストで真由美さん来られてハイタッチできて最高でした。

ありがたいことにチケットを頂いたので見に行って来ました。ピーターパン役の吉柳咲良さんがとてもイイ声していました。子供が飽きないように語り部もいて会場全体で作品作っている一体感が良かったです。レミゼ以外のミュージカル作品デビューでした。

ミュージカルハマったついでに2.5次元も嗜もうかなぁと思って、かつて好きだった方が出られている、かつアルスラーン戦記自体が好きだったので行きました。エクバターナが堕ちてからアルスラーンペシャワール城に逃げ延びるまでの小説1巻分程度の内容でしたが忠実に原作を再現していて良かったです。ファランギースギーヴの絶世の美女ネタが面白すぎた!

  • ONE PIECE プレミアショー2019(千秋楽)

下手でギリギリ水がかかるかかからない程度の席でした。下手の席ではサンジくんがものすごく活躍してくれるので素晴らしい脚技を堪能してきました。スペグリではキッドくんが近くのブロックに立ってくれてやっと会えた……!実は3度目の正直だったんです。一昨年は機材トラブル、昨年は台風で無くなってしまった千秋楽。やっと初めて千秋楽に赴くことができました。スペゲスの真由美さんもやっとできたね、って。また戻って来るから!と宣言がありました。来年も楽しみです。

  • ストーリー・オブ・マイ・ライフ(御園座)

ミュージカルハマった時から次何か見たいなぁと思いながら候補に入れていた一つです。課題図書である素晴らしき哉、人生!も頭に入れてから観劇しました。とにかくお話が良かった。トミーとアルヴィンの物語を追っていくというスタイルが好きでした。ただ1回しか観れなかった、かつ大千秋楽だったので曲に関して全く記憶がないのが悲しい。グリブラで雪の中の天使をたまに聴いて再演を祈っています。

初四季作品!以前初めて見るなら、でアンケートを取りましたが来春から名古屋で始まるライオンキングの予定が気付いたら、京都でノートルダムに。今まで御園座、梅芸、博多座とそれなりに横幅のある劇場だったので京都劇場のコンパクトさに驚きました。上から鐘が降りてきたときは圧巻。そしてアンサンブルがほとんど引っ込まずにその場で着替えるのに驚きました。

夜ばっち観ていたら東くんのアルフレートが観たくて気付いたら購入していました。まさかの初日!もともと客席降りがあると聞いていたので通路側を取りました。すぐ横をヴァンパイアが通ったりするし、気付いたら横にいるから心臓に悪い!楽しい!!しかしながら御園座の一番後ろは舞台が遠かった……!

御園座千秋楽。この日は二階席前方下手側でした。客席降りは全く見えないけど舞台が近い!!邪魔するものも全くなくて視界良好。相葉アルフレートをしっかり拝んできました。ガーリックを谷間に入れるときは笑いました。霊廟ネタは純粋に脚力が足りない。いやいや何言っとるねん!!って感じだけど可愛い、無理、可愛いのオンパレード。相葉裕樹を稼がせていきたい思えました。いっぱい応援する……!

 

 

以上です。映画9作品、舞台7作品でした。映画に関しては課題図書的な感覚で古い作品もかなりの数を観た気がします。

そしてお優しい方にCDやらDVDやらお借りして数作品も観させていただきました。完全に抜け出せないです。最高。

 

来年はウエスト・サイド・ストーリーから始まり、既に半年先のチケットも抱えているので楽しみで仕方ないです。あと半年もしないうちにきっとレミゼのキャストも第一弾が発表されるでしょう。2020年は作品も多いですし、それに伴い俳優さんも大変だろうなぁと。ミュージカル乱世ですね。振り落とされないようにしがみつきたいと思います。

いや本当にいい一年だった。

ダンス・オブ・ヴァンパイア@御園座(初日)

12/15(日) マチネ

 

ダンス・オブ・ヴァンパイア 御園座初演

御園のお城はお初らしいですね。ヴァンパイアが喜ぶ真っ赤なお城です。

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そしてまさかの15時開演。普通に13時に行きそうになってしまいましたけど、家出る直前で時間に気付いて落ち着いてカテコの振り付けの確認。ついでに赤いハンカチを探しに出掛けました。栄のラシックで今治のハンカチ買いました。普段にも使える。

 

よるばっちのおかげ

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実はもともと千秋楽しか行くつもりありませんでした。というか日曜日、出張翌日で体力的に行けるか不透明でした。

しかし相葉裕樹の夜ふかし。(相葉裕樹) - ニコニコチャンネル:エンタメ東啓介くんとの帝国劇場でのお話を聞いてから、むくむくと行くか……?と思って即ぴあへ。東くんのソワレ見たら2回しかないじゃない!日曜か金曜……運が良いことに完売していた初日の一階席、なおかつ通路側が空いていて気付いた時には購入していたッ!

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どこで聞いたのか忘れたけど客席降りがあるって聞いていたので、一階の通路いつか行きたいなぁと思っていたのでまさに青天の霹靂でした。ちゃんとヴァンパイアに構ってもらいました。

 

画質が良い

今回先日買ったちょっとだけお高いオペラグラス初出動でした。本当はノートルダムの鐘を観劇した時に持っていくつもりが忘れてしまうというドジを踏みました。

上記のツイートでは明るさ20って書いていますけど16の間違いです。とりあえずびっくりするぐらい画質が良かった。古いスマホのカメラから最新の一眼レフに乗り換えたくらいには画素数上がっていました。暗転時もちゃんと人が見える……!!いい買い物をしたので次はあの諭吉2人を買おうかな、とお財布と睨めっこ中です。

 

ガーリック🧄ガーリック🧄

事前情報は全く目にも耳にも入れていないので、とりあえず雰囲気をノリだけで楽しみました。ガーリック!ガーリック!が耳からいまだに離れません。あと石川禅さん演じるアプロンシウス教授が堪らなく好きでしたね……。この世の全ては本が教えてくれる、そんな感じ。ものすごく早口で歌というよりは一方的に話している風に感じました。好きです。

霊廟のネタは小耳に挟んでいたので来た時にここのことか!と進研ゼミでやったやつだ!となりました。東啓介くん大きいですもんね、ギリギリ届かない教授の脚を伸ばしてどうして降りられないのかと、煽る。この関係性好きです。とりあえず全部ウッ……と心に刺さる、とりあえず全部好き

ヴァンパイアダンサーの佐藤洋介さん!あの人は本当に何者だ!と。

とまぁ上記の感想ですよ。おそらく前列に座っていたご婦人たちは彼を観に来ていたと思われ。身体傾けて小声で喋るのはやめておくれ……ほぼ最後列だからわかるけども……

カテコでは出発前に予習した振り付けでばっちりと楽しませていただきました。赤いハンカチ持っている方たくさんいらっしゃった……TDVの赤いハンカチ欲しかったです。御園座は19日のマチネ公演でも配布らしいので無念……

 

21日の名古屋千秋楽にも馳せ参じるので、プログラム読んでTwitterの感想読み漁ってからまた御園座に登城したいと思います。