舞台の感想とか、そんな感じ

忘れたくないから始めたのに、気付いたら書くことすら忘れている

音楽劇 星の王子さま@シアターイースト

2/8(土) 東京公演初日 ソワレ

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(写真は綺麗に撮れなかったので、翌日撮り直しました)

おおよそ半年ぶりの!!!!

ご贔屓様!!!

でございました!!!!

初めて見たのは忘れもしない、2019/6/26(土)

Les Misérablesのソワレ。刑事たちが輝く夜。因縁の相手、バルジャンを必ずこの手で牢獄へぶち込むと誓った伊礼ジャベール。その日からもう半年以上も経ってしまったのですね……

この間に

赤レンガでのライブ(プレショの千秋楽😂)

相対的浮世絵(仕事多忙😢)

コットンクラブでのライブ(クリスマス商戦🤪)

全くご縁がなかった……

ちなみにこの間、

スリルミーのCD


嵐が丘のDVD

嵐が丘 [DVD]

嵐が丘 [DVD]

 

をお借りいたしまして、悲しみを癒しておりました。

 

今回の星の王子さまですが、飛行士であり小説家のサン・テグジュペリの代表作でございます。小学校のおすすめ本なとでよく紹介されているのを見かけましたが、この歳になるまで一度も手に取ったことはありませんでした。

上演が決まって、チケットがご用意されたことをキッカケに偶然にも単行本を見つけたため購入。

星の王子さま (角川文庫)

星の王子さま (角川文庫)

 

 

相性はよくなかった模様……。

とは言っても未読と既読では、観劇した時の印象はだいぶ違うと思います。

 

星を巡る王子さま

サハラ砂漠に不時着した飛行士が1人の少年と出会ってヒツジの絵を描いてと頼まれる。飛行士が描いた絵がスクリーンでしっかり映し出されるのが印象的でした。象を飲み込んだ蛇の絵とか、オスのヒツジだったり、言葉だけじゃイマイチ伝わらないものを視覚で伝えるのがわかりやすかったです。

王子さまの昆ちゃんはレミゼのエポニーヌでしか知らないし、サイゴンのキムだし、とにかく戦う女の子のイメージで強さを感じていたのだけど、今回はとにかくピュアでなんの汚れも知らない王子さま。彼女の印象がガラッと変わりました。可愛らしい女性とは思っていたけれど、さらに魅力的に感じました。えーーー!!って大声をあげたり、耳元で叫ばれた伊礼飛行士の顔芸()が本当に面白くて。

欲を言えば上手側で飛行機を直している彼方社長もうちょっと見たかったです。直すときに一回クルッと回転するのスタイリッシュ、あと寝ている姿見たかった……!

 

 

面白いといえば、うぬぼれ男の登場です。彼はすごいインパクトだった。テンションゲキ上げで腰振って、指パッチンまでして、ここまでブチ上がりしている彼方社長初めて見た……。おそらくここが一番会場全体が笑いに満ちていたと思います。廣川さん演じる王様も非常に面白かったです。1人を将軍に任命して、実際に命令するんですもの!そこの新しくできた公園で好きな人の名前を叫んでこい!ってね。

 

ピアノ演奏と薔薇を演じた松木さんが素敵でした。薔薇のツンとした感じとわがままさを感じる喋り方。ものすごく目をひきました。独特な雰囲気がすごく地球人とはまた違う感性の持ち主なのでは?と思わせてくれて。好きです。

 

地球に降り立った王子さまは自分の星へ帰るために、飛行士に別れを告げて木が倒れるように消える。けど夜には星を見つめたら、そこにはぼくが笑っているんだよって。鈴の音のように笑う王子さま……こんな寂しいお話だったんだね……。読んだだけではあまりにも難しくてわからなかった。思わず涙が出てしまいました。

 

そしてカーテンコール!無事に終えてみなさんが去っていく中、昆ちゃんがまさかの捌ける方向を間違えるというハプニング!

伊礼飛行士が下手に、昆ちゃん王子さまが上手に捌けていくはずが、一緒に下手の方向へ。彼方社長にこっちじゃないでしょ!って、昆ちゃんも「あっ!」ってなって間違えた、間違えたと上手の方向にダッシュ。最後まで可愛らしさいっぱいでした。照れた顔でもう一度出てきて今度は間違えずに帰ることができました。可愛かったなぁ〜

 

 

とりあえず予習としてサラッと読み流した星の王子さまですが、観劇して映像としてイメージを手に入れたので再度読もうと思います。たぶん最初の読み辛さは払拭されたかな、と。

もう一度見たい所ですが、どうにも予定を作れないのでまた上演してください。彼方社長もライフワークにしたいとおっしゃっていることですし!

ゲネプロの動画が出されたみたいですね。是非見てください。