フランケンシュタイン@愛知県芸術劇場
2/15(土) ソワレ
実は3年前の初演、観に行くかものすごく迷った作品でした。結局ミュージカルか〜って思って行かなかったというオチです。
そして3年越しの観劇。なんで行かなかったんだ!!と叱咤したくなりました。それくらい良かった……。
と、ここまで書いたところで体調不良になり、そのまま入院して……コロナ禍が……という流れで何故だか一年経ってしまいました。少々記憶が朧げなところもありますが許してください。
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この日はコロナが猛威を奮いはじめた頃でした。まだ公演中止とかそういう話はなく、とりあえずマスクして体調悪いなら来ないでね、とかそんな時でした。
私が今回座った席は5階席という舞台照明の更に上に位置するような席でした。公演前に5階席の景色!ってアンサンブルのどなたかが写真を上げてくださっていて、ある程度予想していましたが想像を更に超える高さ。そして席ガチャは仕方ないのだけど、前に座った方が大きくて、センターどころか舞台前方がほぼ見えないという悪夢……もうこれは割り切るしかない、安い席を買った自分が悪いと恨みながらの観劇になりました。
しかしながら幕が上がると壮大な音楽と、中川晃教さん演じるビクターの歌唱力、加藤和樹さん演じるアンリ圧倒的な声の深みにノックダウンです。
ビクターの罪を被って斬首刑に処されるアンリがビクターに胸の内を打ち明け、そしてその人生に幕を下ろす。涙が溢れて止まりませんでした。
「一緒に夢見れるなら、死んでも後悔はない」
あんなに綺麗に笑いながら死んでいくのを見ているしかできないのが辛いです……
その後の首を持ち帰るビクターにはだいぶ狂気を感じざるを得なかったのですが。
あとリトルビクターが臣くんでした。当時はレミゼ見てからの〜って思いでしたので、こんなに早くまた会えるなんて!という思いでいっぱいでした。2020年のフランケンシュタインのプロモーションは臣くん始まりでしたね!
この曲の切なさというか、何とも子どもが抱えている暗い思いとか、そういうのを思うと辛いです。
プリンシパルが全員2役やるという話を小耳に挟んでいましたが、みんな全くの正反対で心のバランスを取るために普段より〜〜みたいな話を少し思い出しました。あんな鬱々とした作品続けてたら、はっちゃけたくなるよね。
そしてたびたびTwitterで話題になっていた
【クマオイシイ……】という言葉
全く話の流れが読めなくて、これはもう本編観るしかないだろ!って楽しみにしていたんですが、クマオイシイ、うん。そうだね!って静かに笑ってしまいました。
センターが見えなかった私はこの消化不良感を家に持ち帰りたくなくてDVDを購入したことをご報告いたします。
ちなみにあきかずで見たのでかきこにで買いました。今でも販売しているので、是非どうぞ
ちなみに公演終了後、しばらく経った後でAmazon musicで韓国のフランケンシュタインの音源があると言うことで聴いていました。今は無料配信が終了していますが、また聴きたいですね。